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生物と無生物の間
著者:福岡伸一
講談社現代新書
定価:740円+税 
ISBN978-4-06-149891-4
 この本は驚きの連続である。生命あるいは命ある、ということがどのようなものなのかヒントを与えてくれる。その知的好奇心を満たしてくれる驚きと、科学の進歩を導く研究者の実に地道な活動、そして激しい研究競争、はたまた研究者たちの抜きつ抜かれつの心理的な葛藤。このような厳しい世界をわかりやすくはらはらさせながら一気に読ませてくれる。
 科学好きでないひとにもお勧めできる魅力的な本である。ベストセラーになった理由も自ずとわかる。

<目次>
  
     プロローグ
第1章 ヨークアベニュー、66丁目、ニューヨーク
第2章 アンサング・ヒーロー

第3章 フォー・レター・ワード
第4章 シャルガフのパズル
第5章 サーファー・ゲッツ・ノーベルプライズ
第6章 ダークサイド・オブ・DNA
第7章 チャンスは、準備された心に降り立つ
第8章 原子が秩序を生み出すとき
第9章 動的平衡とは何か
第10章 タンパク質のかすかな口づけ
第11章 内部の内部は外部である
第12章 細胞膜のダイナミズム
第13章 膜にかたちを与えるもの
第14章 数・タイミング・ノックアウト
第15章 時間という名の解けない折り紙
      エピローグ

 

<冒頭>
 プロローグ

 私は今、多摩川にほど近い場所に住んでいて、よく水辺を散策する。川面を吹き渡って
くる風を心地よく感じながら、陽光の反射をかわして水の中を覗き込むと、そこには実に
さまざまな生命が息づいていることを知る。

   
<出版社のコピー>
 生きているということはどういうことか---
謎を解くカギはジグソーパズルにある!?
分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、
目に映る景色をガラリと変える!
 
<おすすめ度>
   ☆☆☆☆★