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iPS細胞
著者:八代嘉美
平凡社新書
定価:660円+税 
ISBN978-4-582-85431-2
 
 
2007年11月、突然iPS細胞という言葉が飛び交った。何かすごいことが起こっている、ということはわかるのだが、そのすごさが理解できない。なんとも言えないもどかしさが残っていた。そしてそのもどかしさがこの本によって次々と解き明かされていった。そうだったのか、そこがいままでよく聞いていたES細胞との違いだったのか。iPS細胞開発の激しいレースとはそういうことだったのか、などだ。
 21世紀に入ってまだ10年も経たない今、間違いなく大きな知識の大飛躍が起ころうとしている。この出来事から目を離さないようにしようと思った。
 
<目次>
  
  1章  ”ES細胞”は生命の起源にさかのぼる
  2章  細胞が先祖返りしないわけ
  3章  なぜ身体は古びないのか?
  4章  再生はいつも身体で起きている
  5章  再生医療の時代へ
  6章  iPS細胞が誕生した!
  7章  再生医療レースのはじまり
  8章  再生する力で人工臓器をつくる
 終章  ”知”がヒトを変えていく
     

 

<冒頭>
 
プロローグ

 それは2007年、11月21日にはじまった。

 「ヒトの皮膚から万能細胞/本格的な再生医療に道」(日本経済新聞)
 「人の皮膚から万能細胞/再生医療へ前進」(朝日新聞)
 「ヒト皮膚から万能細胞/臨床応用に道」(読売新聞)
 「ヒト皮膚から万能細胞/再生医療本人の細胞で」(毎日新聞)
 「ヒトの皮膚から人工「万能細胞」/受精卵使わず・・・多様に分化」(東京新聞)

 朝刊各紙はほとんど同じ見出しを並べ、テレビ各局も大きく特集を組んだ。この日が
<人工万能細胞>一色に染まった一日だったのは間違いない。

   
<出版社のコピー>
 世界に衝撃!魔法の細胞iPS!

  なぜiPS細胞は革命的なのか?
  万能細胞といわれるのはなぜか?
  ES細胞とは何が違うのか?
  どのようにiPS細胞はつくられるのか?
  iPS細胞で、何ができるようになるのか?
  ”再生”とはどういうことか?
  再生医療の研究はどこまで進んでいるのか?

iPS細胞と再生医療のすべてがわかる!
 
<おすすめ度>
   ☆☆☆☆☆