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大江健三郎の50年
講談社 
定価:190円(税別)
頁数:61頁
ISBN4-06-060444-5
 
大江健三郎が語る”50年”
 まさにこのホームページのテーマのような語らいである。若い読者に向けてとまでは書いてないが、若い読者を意識しているインタビューへの誠実な対応、それをまとめたもの。
 
 最後のところで大江さんは次と小説のタイトルを『さようなら、私の本よ!』と語っている。『取り替え子』、『憂い顔の童子』の後の三部作のしめくくりになるという。

 <冒頭>
 今回の芥川賞を受賞された綿矢りささんのように学生時代に小説を書き始める、あるいは学校を卒業したばかりのような若い人が小説を書かれます。同じように僕も大学生のときに小説を書き始めたわけですが、はじめから小説家としての将来に展望を持って書いていたわけではないんです。

 <出版社のコピー>
  4月刊『取り替え子』の文庫化を記念して、ノーベル賞作家・大江健三郎氏に、デビュー当時のエピソードや若い書き手・読者へ向けたメッセージなど、興味深いお話を交え、『芽むしり仔撃ち』、『個人的な体験』、『万延元年のフットボール』から『新しい人よ眼ざめよ』、『憂い顔の童子』などに加え、これから書く”しめくくりの小説”までをやさしく語っていただきました  
 <お勧め度>
   ☆☆☆

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