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鎖国してはならない |
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| 講談社文庫 | |||||
| 解説:なし (著者による「文庫本のために」がある | |||||
| 定価:571円(税別) | |||||
| 頁数:311頁(文庫版) | |||||
| ISBN4-06-274955-6 | |||||
| カバーデザイン菊池信義 | 2004年12月15日発行 | ||||
| ノーベル賞受賞後の講演集 | |||||
| 小説と違って講演はとてもわかりやすく、人柄がよくわかります。是非読んでいただきたい講演集です。 <収録> ・『鎖国してはならない』のための前口上 ・宗教的な想像力と文学的想像力 ・ヨーロッパの日本研究へ ・丸山眞男の言語作用 ・「新しい人」に向かって ・本当の開国を「始造」する ・「ヒロシマの心」と想像力 ・懐徳堂から東海村まで ・ベルリン・レクチュア ・北京講演2000 ・きみたちにつたえたい言葉 ・道徳的な態度とよく考える態度 ・ここから新しい人は育たない |
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| <冒頭> | |||||
| 『鎖国してはならない』のための前口上 この五年間が私の生にとって特別な日々であったことの、内面生活でもっとも痛切な指標 は、それが作曲家武満徹の死によってはじまったことです。 |
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| <出版社のコピー> | |||||
| この五年間は私の生に深くきざみ込まれることの多かった日々でした。その一年 はストックホルムの賞の余波に洗われ続けるようで、私にできたことは、それの届く範 囲から自分と家族とを − 時には暴力的にすら − 遠ざける努力でした。そうやって再開し た書斎の仕事として、ふたつの長篇小説があります。あわせて、今も続けている外国の知識 人との往復書簡と、家内の挿画に協働して書いたエッセイ連作をのぞいて、ほぼすべてを、 二冊の本に編集しました。 |
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| <おすすめ度> | |||||
| ☆☆☆☆ | |||||
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