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■大江健三郎略年譜

    
私という小説家の作り方
新潮社文庫  
解説:沼野充義
定価:362円(税別)
頁数:188頁(文庫版)
ISBN4-10-112621-6
カバー装幀:司 修 初出:1996年5月より 新潮社『大江健三郎小説(全10巻)』の月報
  大江健三郎の自伝と呼べるもの
 
 大江健三郎という小説家をよりよく知りたいと思う人はまずこの本を読むことをお勧めします。大江自身が自分自身について誠実な語り口で綴っています。
 それにしてもこのタイトル。料理のレシピのようで楽しいです。これはきっとまじめに考えてつけたのだと思いますが、大江さんのユーモア精神を感じさせてくれてうれしくなります。

<冒頭>
一章 しずくのなかに/別の世界がある
1
私の書いたもので最初に活字になった言葉は、もう記憶にあるだけだが、四行の「詩」のかたちをしていた。敗戦直後の、中国・四国地方を販路とした国語教育のパンフレットのようなものにまで調査の手をひろげる研究者がいたなら、この「詩」は見つけられるかもしれない。

<出版社のコピー>
小説中の「僕」とは誰か?ジャーナリズムや批評家をアテにせず小説を書いていくには?なぜ多くの引用をするのか?失敗作はどれか?−−−『奇妙な仕事』以来40年に及ぶ小説家生活を経て、いまなお前進を続ける著者が詳細に語り、作家人生を支えてきた根源の力を初めて明らかにする。文学を生きる糧とする読者へ贈る「クリエイティブな自伝」。
<おすすめ度>
  ☆☆☆★

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