2006年 2月号back

 あけましておめでとうございます。

 東京は寒い正月を迎えました。初日の出は見られませんでした。映画館に出かけるのも躊躇するくらいの低い気温です。1000円の魅力に負けて出かけたのが「ディック&ジェーン 復讐は最高」、ジム・キャリー(いよっ、顔面芸人)の馬鹿笑いを楽しみました。

 

 一年前の今日、突然お送りしたメールで始めた見せよう会通信、はじめは単に新年のご挨拶に年間ベストテンをつけたというものでした。それが、35年ほど前職場の人に情報を伝えていた「見せよう会」を思い出し、「見せよう会通信」として毎月勝手にお送りして一年が過ぎました。

 

 ”配信停止希望はこちらへ”という文面が必ずあるメールマガジンの体もなさず、あくまで個人の知り合いの人にお送りするというスタンスでやってきました。
 「月に一回は(周りの人に)映画を見せよう(見てもらおう)」という35年前の気持ちを、これからも続けていこうと思います。


 ということで、今年もよろしくお願いいたします。
 なお、配信停止希望の方は遠慮なくお申し出ください。特に今回突然配信させていただいた方、遠慮不要です。

 


 

2005年 年間ベストテン

 2005年は映画美学校での5本も含め、210本の映画を見ました。
自分ながら、よく見たもんだ!
神谷個人の2005年の年間ベストテンは次の通りです。

<日本映画>              
    1.パッチギ               
    2.いつか読書する日    
    3.運命じゃない人       
    4.フライ、ダディ、フライ    
    5.サヨナラCOLOR     
    6.ALWAYS三丁目の夕日   
    7.空中庭園               
    8.レイクサイド・マーダーケース  
    9.メゾン・ド・ヒミコ   
   10.スクラップ・ヘブン   
   次点 欲望   

 

<外国映画>
    1.ミリオンダラーベイビー
    2.輝ける青春
    3.灯台守の恋
    4.サイドウェイ
    5.故郷の香り
    6.海を飛ぶ夢
    7.ライフイズミラクル
    8.エレニの旅
    9.ヒトラー最期の12日間
   10.Jの悲劇
   次点 天空の草原のナンサ   

 

 日本映画は今年もバラエティ豊かな作品群を見せてくれました。昭和30年代、映画の黄金時代から没落していく時代が描かれる「カーテンコール」も在日の問題が映画を深くしていますが、この問題、「パッチギ」「フライ、ダディ、フライ」など、今年も映画の題材として扱われました。
 中でも「パッチギ」が元気の良さ、思いの深さでも群を抜いてました。団塊世代の静かで強い愛を描く「いつか読書する日」、遠大なる片思い「サヨナラCOLOR」も記憶に残ります。

 

 外国映画はヨーロッパ映画が充実していました。

 イタリア、フランス、スペイン、ボスニアヘルツェゴビナ、ギリシャ、ドイツ、イギリスと国はバラバラ。中にあって6時間のイタリア映画「輝ける青春」は35年に渡る大河ドラマを、飽きさせることなく、絶妙な間を撮りながら描いている。1,2位は逆転しても不思議なない。
 クリント・イーストウッドは今最高の監督です。「ミリオンダラー・ベイビー」は予定の1位というところ。1月はお正月第2弾がどっと出ます。ここは結構狙いどころ、充実しています。

 

                         - 神谷二三夫 -


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