2016年 11月号back

10月は不思議な天候でした。

初旬の真夏日から10日後には20℃に届かない最高気温、
さらに10/20前後には25℃超えの夏日になり…。
そんな中、どんな天候下であろうと快適な条件で楽しめる空間、
そう、それは映画館!

 

 

 

今月の映画

 

 9/26~10/25の寒暖差を楽しめた30日間に出会えた作品は30本、さすがに芸術の秋にふさわしく味わい深い作品が揃いました。
 日本映画も力のある作品が多くありました。邦洋画ともにドキュメンタリーも目立ちました。30本中6本で2割、かなり高い比率です。

 



<日本映画>

真田十勇士
SCOOP! 
淵に立つ 
グッドモーニングショー
少女 
何者
永い言い訳 
人生フルーツ(試写) 
TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)
(古)花つみ日記 
稲妻 

 

 

<外国映画>

ハドソン川の奇跡
  (Sully) 
はじまりはヒップホップ
  (Hip Hop-Eration) 
トレジャー オトナタチの贈り物
  (Comoara / The Treasure)
シーモアさんと,大人のための人生入門
  (Seymour:An Introduction)
メカニック:ワールド・ミッション
  (Mechanic:Resurrection) 
将軍様,あなたのために映画を撮ります
  (The Lovers and The Despot)
レッドタートル ある島の物語
  (La Tortue Rouge / The Red Turtle) 
ジェイソン・ボーン
  (Jason Bourne) 
とうもろこしの島
  (Simindis Kundzuu / CornIsland)
ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ
  (Genuis)
ある戦争
  (Krigen / A War) 
コロニア
  (Colonia)
ダゲレオタイプの女
  (La Femme de La Plaque Argentique /

  The Woman in TheSilver Plate)
白い帽子の女
  (By The Sea) 
神聖なる一族24人の娘たち
  (Celestial Wives of TheMeadow Mari)
ジェーン
  (Jane Got A Gun) 
われらが背きし者
  (Our Kind of Traitor)
ジャニス リトル・ガール・ブルー
  (Janis Little Girl Blue) 
人間の値打ち
  (Il Capitale Umano / Human Capital)

 

 

 

Ⅰ 今月のベストスリー

 


① 人生フルーツ
 東海テレビのドキュメンタリー映画最新作。試写会で見せていただいたので、実際に公開されるのは1月2日とかなり先になる。愛知県春日井市高蔵寺ニュータウンの設計にかかわった津端修一さん(90歳)英子さん(87歳)夫婦の生活を約1年に渡って追ったドキュメンタリー。超おススメです。今月のトピックス参照。

 

②-1 永い言い訳
 アラフォー世代のある程度成功した作家、10年以上になるだろう夫婦生活ののち、妻が旅行で出かけた夜行バスの事故で亡くなってしまう。その後に主人公が巻き込まれる様々な出来事、妻のことをよくは知らない部分が炙り出され、彼女に対する認識を徐々に改める。西川美和監督の佳作。

 

②-2 ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ
 作家と編集者という関係はここまで濃いのかと改めて思う。これはほとんど親子のようであり、兄弟のようでもある。編集者マックス・パーキンズと作家トマス・ウルフの小説を挟んでの対し方が凄い。

 

③-1  ハドソン川の奇跡
 ハドソン川に不時着した事件はあまりに有名だ。初めは英雄ともてはやされ、その後ペテン師呼ばわりまでされたサリー機長の実際に迫るイーストウッド作品。変な盛り上げを排し、淡々とした描写で語られる映画はそれゆえにリアルだ。航空機事故に遭ったときの対処方に参考になるくらい見どころあり。

 

③-2 ある戦争
 デンマークがアフガニスタンの市民を守るために派兵していたことは知らなかった。その治安維持活動の際に起きたタリバン側との戦闘での行動が、その時の部隊長に厳しい制裁が行われるという物語は、リアルである。怖い映画だった。

 

③-3 淵に立つ
 小学生の娘と夫婦の家族、小さな工場を営む夫のもとに男がやってくる。10年近く刑務所にいた男は、家族の家に住み込みで働き始める…。男の存在、引き起こす事件が家族を崩壊させ大きな傷を残して男は去る。36歳と若い深田監督の力作。

 

 

 

 

 

面白い作品は他にも、ご覧ください。

 

●トレジャー オトナタチの贈り物:珍しくルーマニアの映画だ。話がおかしい。隣人が突然曾祖父が共産党台頭前に庭に埋めた宝を探すという…。笑ってしまったのは、あまりの金額に、宝物と話した子供たちのイメージ用に貴金属を無造作に大量に買う場面。

 

●SCOOP:福山雅治がまさかのパパラッチ役!というのが売りのようだ。原作は1985年の映像作品。このころ写真週刊誌がブームで、FOCUS、FRIDAYなどが競っていた。今どうなんでしょうねえ?

 

●シーモアさんと、大人のための人生入門:俳優イーサン・ホークが作ったドキュメンタリー。NYC在住のピアノ教師84才のシーモア・バーンスタインの教え方、生き方を追っている。プロだけを相手に教えるプロ、とつとつとゆっくり話す言葉が面白い。

 

●とうもろこしの島:ジョージア、つまりグルジアからやってきた映画、対に上映されている「みかんの丘」は未見。国境である川の中に季節によってできる中洲、その土地は先に着いた者が利用できる。ある時、季節が変わり中州は消えてしまう。

 

●少女:少女たちは剣道を習っていて出会った、小学生の頃に。それ以来二人は互いに助け合って来たのだが…。少女たちの心を案外すっきり描いていて、肌触りはいい。

 

●何者:朝井リョウの原作を映画化。就活をする大学生5人の物語。現代の就活は大変だ。しかし、下にも書いたが匿名での言いたい放題ができてしまう問題の方がより大変だ。

 

●コロニア:エマ・ワトソンの新境地とかで売り出されているが、チリの問題を真面目に取り上げた作品だ。これも実話に基づいた物語。

 

●ジェーン:久しぶりの西部劇、南北戦争決着後の西部を舞台に、女性の生き方を描く。ナタリー・ポートマンが主演とともに製作も担当している。

 

●われらが背きし者:ジョン・ル・カレ原作の映画化。ロシアンマフィアの登場、イギリスへの家族ともどもの亡命をイギリス諜報局に申し出るという話。

 

●TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド):日本映画なのになぜか英語のナレーションが始めと終わりにつく。食品を扱う場所はやはりプロを育てると実感。

 

●ジャニス リトル・ガール・ブルー:このところミュージシャンの映画が多い。先月はビートルズ、今月はジャニス・ジョプリン。当時はほとんど聞いていず、名前以外は良く知らないスターだったが、いかにも傷つきやすい、不器用な生き方をした女性だったんだと初めて知った。ドラッグを絶っていた時期で、有名なアルバム「パール」を作った後少しホッとしてドラッグ…で亡くなってしまった。今、ハンク・ウィリアムスを題材にした映画「アイ・ソー・ザ・ライト」も上映中だ。早く行かなければ。

 

●人間の値打ち:ある事件をめぐって3人の人物の物語が語られる。真相はどこに?とはまるで「羅生門」?なかなか練られた脚本で楽しめます。

 

 

 

 


Ⅱ 今月の“これは何なんだろう?”

   「神聖なる一族 24人の娘たち」

 

 

 不思議な映画でした。
 ロシア映画ではありますが、ヴォルガ川流域のマリ・エル共和国という知らない地域の女性達の生と性を描いたと、公式サイトにある。まあ、世界の映画を見ていると時に何故?何?などと疑問が沸き上がる時がある。

 この映画、題名にもあるように24人の女性が登場するのだが、106分の映画だから一人につき平均して約4分半弱しか語られない。ほとんど小話のオンパレードで、しかも不思議な話が多いので、ついていけないままに次に移ってしまうという繰り返しで、まとまった感想はなかなか持ち難く、“えっ?!”という印象のみが残る。

 

 

 

 

Ⅲ 今月のつぶやき



●誰もが感激したのはハドソン川に浮かぶ航空機の両翼の上に、乗客たちが一列に並んだ実際の写真が映された時ではないか?事実を淡々と誇張なく描いたゆえによりリアルになった「ハドソン川の奇跡」が最後に見せてくれた奇跡だ。

 

●横田めぐみさん等の日本人拉致より少し後、1978年に韓国の女優が拉致され、少し遅れて監督が失踪するところから始まる「将軍様、あなたのために映画を撮ります」はイギリスで作られた。二人がウィーンでアメリカ大使館に亡命を申し出る1986年までの間、映画好きの金正日のために映画を多く製作した。将軍は内容には口出ししなかったという。

 

●高峰秀子は本当に良き職業人俳優だったなと、褒める意味で思う。1939年の「花つみ日記」は置屋の娘として芸者になるため中学を退学し、しばらくして病死してしまう役を、1952年の「稲妻」では父親がみな違う4人の兄妹の末娘でバスガイドをしている強い女性を手抜きすることなく演じている。特に、はっきり文句を言うバスガイド娘はその乾きっぷりが上手い。

 

●今年のジブリは…の「レッドタートル ある島の物語」はオランダ人のマイケル監督63才の初長編アニメだ。自然と人間の大きさの比率が日本人とは違っていているのと、後半の物語展開がよりファンタジーになっていくのが日本人アニメ作家と違うところか。

 

●これは速すぎるよね、いくら何でもと思わされたのが「ジェーソン・ボーン」の展開。ついていくのが大変で、隣の初老夫婦なんかは“これはあれだよね”と、お互い確認に忙しい。

 

●いくら“駆けつけ警護”だから自衛隊にもできると言っても、そんな言葉上での安全など現地では通用するわけがないよねと思わせるのが、デンマークがアフガニスタンに派兵していた時を描く「ある戦争」だ。戦闘場面はそれほど多くはないが、いつ飛んでくるかわからない弾丸に恐怖心を持つ。敵が見えない中での反撃。その後の展開も意表を突く。リアルだ。絵空事は辞めてほしい。

 

●今の日本のTV界のある面を見せてくれる「グッドモーニングショー」は、なんだか窮屈な印象。あんまり自然に反応できないTVは価値があるのだろうか?

 

●南仏のリゾートを舞台にすれ違った夫婦を描いたという「白い帽子の女」を見ながら、どこだろうといろいろ思い浮かべても合致するところがない。ロケはマルタで行われたようで分かるはずがないということが、分かった。それにしても“覗き”が執拗すぎてちょっとゲンナリ、人物がいかにも類型的。

 

●携帯・スマホを持たず、SNSやツイッターもしていない身にとってみると、こんな世界になっているのかと批判的にならざる得ない現在の状況を描いた「何者」。会話と言っても匿名での言いたい放題を許しているので、勘違いをしてしまう人が多い、自分は偉いのではないかと。ホント、何様ですか?

 

●先月紹介したアジェンデ政権時代のチリを中心に描いた「チリの戦い」の次の時代を描いたのが「コロニア」、ピノチェト軍事政権下のチリで行われていた「コロニア・ディグニダ」を描いている。実際にあった話ということで、驚いてしまう。

 

●ナタリー・ポートマンがなかなか良かった「ジェーン」を見た翌日、別の映画を見た時に「ミルピエ~パリ・オペラ座に挑んだ男~」という予告編を見た。バンジャマン・ミルピエは史上最年少のオペラ座の芸術監督になった人という。「ブラックスワン」で振付を担当するとともに出演もし、ポートマンと共演、その後結婚したらしい。まあ、それだけの話なんですけど。


 

 

 

 



今月のトピックス:人生フルーツ  



Ⅰ 人生フルーツ 

 


 愛知県出身だが春日井市には行ったことがない。高蔵寺ニュータウンも名前をかすかに覚えていた程度だ。


 津端修一さんは高蔵寺ニュータウンの計画にかかわった。1959年(昭和34年)の伊勢湾台風で5000人を超す犠牲者を出した後、愛知県は海からの被害に遭わない内陸にニュータウンを計画したという。里山に近く自然に触れられる地ということで、コンクリートの建物の間を通り抜ける風や、所々に林を残したニュータウンを修一さんは計画したが、実際に完成されたのは無機質な大規模団地だった。そんな結果に、津端さん夫婦は高蔵寺に300坪の土地を買い家を建て、庭には木々を植え、野菜を栽培し、花卉を育て花を咲かせ、自ら小さな里山を作ろうとした。それ以来50年、コツコツと里山を目指してきた。

 

 

“風が吹けば、枯葉が落ちる。
枯れ葉が落ちれば、土が肥える。
土が肥えれば、果実が実る。
コツコツ、ゆっくり、
人生、フルーツ“

 
 樹木希林さんのナレーションが、まるで呪文のように4~5回流れる。
いや、もっとだったか。
“雨が降れば、…以下同じ”

 

 

 修一さん、英子さん夫婦は二人とも実に良い顔をしていらっしゃる。長い年月、繰り返してきた生き方が結実したようだ。

自然に囲まれた環境とは程遠いところで暮らしている身には遠い世界だが、お二人を適度な距離感と共に見つめたこの映画を見て、少しでも自然の風を感じたい。そんな風に思わせてくれる作品。

 ぜひご覧ください。1月02日(月)に封切りされます。

 

 映画の公式サイトの最新ニュース(http://life-is-fruity.com/news)を見ていたら、東京の東中野のポレポレ東中野で11月06日18:30にプレミア上映が決定とありました。

 

 

 

 

 

Ⅱ 映画祭の季節

 

 というものが世界的にあるわけではない。世界的な映画祭は重ならないように組まれているので。東京における季節は10~11月ということである。今までにもお伝えしてきたとおり、東京国際映画祭と東京フィルメックスが行われる。

 

 

 

 詳細は次の通りです。

 


第29回 東京国際映画祭 10/25(火)~11/03(木) 

      六本木TOHOシネマズ

 

オープニング作品:マダム・フローレンス 夢見るふたり

 主役のメリル・ストリープ、ヒュー・グラントが来日

 

クロージング作品:聖の青春

 

コンペティション:日本からの2本(「アズミ・ハルコは行方不明」「雪女」)を含む16本


アジアの未来:日本映画1本を含む10本


日本映画スプラッシュ:オールナイト上映の3本を含む全13本


特別招待作品:これから冬にかけて公開される17本を先取り上映


ワールド・フォーカス:キアロスタミ監督2本、エドワード・ヤン監督1本を含む全23本


Japan Now:岩井俊二特集5本を含む全16本


Crosscut Asia:カラフル!インドネシアとして11本+アジア三面鏡2016:リフレクションズ


Japanese Classics:歌舞伎座スペシャルナイトでの2本を含む全8本


Youth:六本木での3本+109シネマズ二子玉川での3本


映画監督:細田守の世界:4本+α

 

上記の多彩なプログラムで上映されます。

 

 

 

 

第17回  東京フィルメックス 11/19(土)~11/27(日) 

      有楽町朝日ホール・TOHOシネマズ日劇

 

コンペティション:日本からの2本(「ぼくらの亡命」「仁光の受難」)を含む全10本

 

特別招待作品:オープニング作品「THE NET網にとらわれた男」


クロージング作品「大樹は風を招く」を含む全5本


フィルメックス・クラシック:日本の「ざ・鬼太鼓座」を含む全5本


特集上映イスラエル映画の現在:2本

 

 

 

 

未知のものが好きな方、トライしてください。


 

 

 

 

Ⅲ 懐かしきリバイバル

 
 50年ほど前に封切られた2本の映画がリバイバル上映されている。

 1本は先月号でも少し触れたクロード・ルルーシュ監督の「男と女」で1966年公開、カンヌ映画祭グランプリ、現在50周年記念としてリバイバル公開されている。スマートでシャープな映像で、世界を魅了した。今回の予告編を見ていても、確かにかっこいい映像だなあと感心する。これを初めて見る若い人たちはどう感じるだろうか?あれ以来現在までに映像的な幅は随分広がったようにも思うが、映画監督のセンスによっても随分違うだろうからなあ。

 

 もう1本は「アルジェの戦い」で日本では1967年公開、製作は1966年、ヴェネチア映画祭で金獅子賞、製作50周年として公開中だ。確か大学1年の時に見たのだが、強烈な印象を残した。支配していたフランスに対する独立戦争、街中で起こされる爆発、今のテロと同じで、今観るともっとリアルに感じるのではないかという気がする。

 
 フランス軍と解放戦線との熾烈な戦い、緊迫した映像はどんなアクション映画よりも鮮烈だった。カスバと呼ばれた旧市街の入り組んだ迷路での追いかけ、女性を使ってのテロ、厳しい拷問による自白など、現在のテロと何ら変わらない戦いがドキュメンタリーのような調子で描かれる。モノクロ画面の緊迫感は私には今もって一番の強烈さだった。

 

 2本とももう一度見直すのが怖くて見に行けていない。もし、まだ見ていない人がいたら、「アルジェの戦い」だけは必見と断言する。


 

 

   

  

Ⅳ 東劇

 

 東京に出てきた1971年の頃、驚いた映画館の一つに東劇(東京劇場)があった。なんだか古い芝居小屋に迷い込んだような雰囲気。嫌いではなかった。しかし、段差が所々にあったので、暗い中歩くのはちょっと危険だった。

 しかし、1974年でビルは解体、現在の東劇が入る東劇ビルに建て替えられた。竣工は1975年となっているので、現在の東劇になってからも既に40年以上が経つ。思った以上に古くなったんだと感慨新た。ここ15年くらいはちょっと変わったというか、通常のロードショー館とは違う印象だ。その原因の大きなものは、シネマ歌舞伎を中心とした通常の映画以外のものが多く上映されるようになったことだろう。このビルには松竹の本社が入っているので、松竹が誇る歌舞伎を大事にするのは当然のことかもしれない。また、場所的に銀座からも少し距離があり有楽町近辺に比べると集客力が落ちるため、何らかの特徴を出したいというところだろうか。

 
 久しぶりに入った東劇で「築地ワンダーランド」を見た。確かに築地に一番近い映画館だから、ここで見る価値はあるかも。実はその1週間ほど前、新宿で別の映画を見た後予定が狂って急に時間が空いてしまった。その時映画館の情報は手元になく、うろ覚えの記憶で東劇に向かった。多分30分くらいで次の回が始まるだろと読んだのだった。

 
 到着してみると、前の回が後20分くらいで終わりそうだったのだが、次の回が始まるのはそれから1時間5分後だったのだ。えっ、1時間半も待つの?驚いた、次の回への待ち時間が1時間以上ある映画館が、岩波ホールや神保町シアター(共に定時に上映開始)以外にもあったのか? 
 驚きながら、別の映画館に向かったのだった。

 

 それにしても、映画館の人たちはこの時間何をしていたのだろうか?

 

 

 

 

今月はここまで。

来月も25日に!


                         - 神谷二三夫 -


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