2022年 2月号back

 

オミクロン株の感染力の強さを見せつけられる。

コロナ禍、ウイルスの変化し続ける在り方に感嘆。

どんな状況にあろうとも最適な状態で楽しまねば。

そう、映画館でも。

 

 

 

今月の映画

 

12/26~1/25の初日の出を見た31日間に出会った作品は44本、

邦/洋画は11/33、新/旧は29/15と従来の数字に戻りました。

作品的にもヴァラエティ豊かになりました。



<日本映画>

   11本(新11本+旧0本)

【新作】
香川一区 
エッシャー通りの赤いポスト 
劇場版 呪術廻戦0 
逆光
夫とちょっと離れて島暮らし 
99.9 刑事専門弁護士 The Movie 
明け方の若者たち 
弟とアンドロイドと僕
決戦は日曜日 
コンフィデンマンJP 英雄編 
ポプラン

 

 

<外国映画>

   33本(新18本+旧15本)

【新作】
世界で一番美しい少年
  (The Most Beautiful Boy in The World) 
ただ悪より救いたまえ
  ( Deliver Us from Evil) 
ヴォイス・オブ・ラブ
  (Aline / Aline, The Voice of Love) 
マクベス
  (Macbeth)
君といた108日
  (I Still Believe) 
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
  (Spider –Man: No Way Home) 
こんにちは,私のお母さん
  ( Hi,Mom) 
マークスマン
  (The Marksman)
ユンヒへ
  ( Moonlit Winter) 
クライ・マッチョ
  (Cry Macho)
MONSOON/モンスーン
  (Monsoon) 
スティルウォーター
  (Stillwater)
シルクロード.com—史上最大の闇サイト—
  (Silk Road)  
Coda/コーダあいのうた
  (Coda) 
ブラックボックス:音声分析捜査
  (Boite Noire / Black Box) 
グレート・インディアン・キッチン
  (The Great Indian Kitchen)

 

【試写】
ゴヤの名画と優しい泥棒
  (The Duke)(2月25日封切り)、 
オペレーション ミンスミート―ナチを欺いた死体―
  (Operation Mincemeat)(2月18日封切り)

 

【旧作】
夜空に星のあるように

  (Poor Cow) 
セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ

  (Cecil B. Demented)

 

<奇跡の映画 カール・テオドア・ドライヤー>
奇跡

  (Ordet) 
裁かるるジャンヌ

  (La Passion de Jeanne d’Arc

  / The Passion of Joan of Arc)

 

 

<Strangers in HollywoodⅠ>
ダグラス・サーク監督作:
ヒトラーの狂人

  (Hitler’s Madman) 
誘拐魔

  (Lured) 
世界の涯に

  (Zu Neuen Ufern / To New Shores) 
ちょっとフランス風

  (Slightly French) 
眠りの館

  (Sleep, My Love)

 

ロバート・シオドマク監督作:
幻の女

  (Phantom Lady) 
らせん階段

  (The Spiral Staircase)

フレッド・ジンネマン監督作:
暴力行為

  (Act of Violence) 
男たち

  (The Men) 
第七の十字架

  (The Seventh Cross) 
結婚式のメンバー

  (The Member of The Wedding) 

 

 

 

Ⅰ 今月のベストスリー

  (新作だけを対象にしています)

 

① スティルウォーター
なんだか実話を映画化したように感じられたのは、内容の厳しさからだろう。題名はオクラホマにある町の名前、妻に先立たれ一人で暮らすビル・ベイカーにはフランス・マルセイユの刑務所に5年も収容されている娘がいる。同性の恋人を殺した罪だが、娘は無罪を主張している。アメリカの、どちらかと言えば保守的な田舎の肉体労働者が、言葉も文化も分からないまま、娘のためにマルセイユで奔走する話には、胸を突かれる。マット・デイモンは凄い役者になったものだ。監督はトム・マッカーシーで、共同で脚本も担当している。「スポットライト 世紀のスクープ」も彼の作品だ。

 

② マクベス
舞台劇らしい台詞回しではあるが、カメラの位置は空間を上下左右に動いて、これが見ている人の視点的な意味にもとることができ面白い。いつもは兄弟で監督しているコーエン兄弟の兄、ジョエル・コーエンが単独で監督、妻のフランシス・マクドーマンドがマクベスの妻、デンゼル・ワシントンがマクベスを演じている。

 

③ ブラックボックス:音声分析捜査
航空機がアルプスに墜落、その謎をブラックボックスに残された音から追跡していくサスペンス。徹底的に追跡していく過程が丁寧に描かれ面白い。ボーイング737MAXの2度の墜落の原因が直接的には自動操縦のプログラムだったが、ここでもプログラムの操作が関係していたと分かる。自動操縦、大丈夫か?

 

 

 

他にも楽しめる作品を、映画館でどうぞ!(上映が終了しているものもあります。)


ただ悪より救いたまえ:韓国からやってきた殺し屋の映画。引退前の最後の仕事、しかしそこから新たな戦いが…。韓国、日本、タイと舞台は巡り、引退後はパナマでと夢見る。国際感を上手く出している。

 

香川一区:大島新の「君はどうして総理大臣になれないのか」の続編で、同じ政治家小川淳也を追ったドキュメンタリー。岸田総理大臣の下、突然衆院選となり選挙運動に邁進する姿を追う。香川一区には香川のメディア王一族の3世議員で初代デジタル大臣の平井卓也、日本維新の会から町川順子が立候補。映画製作クルーと平井派との闘いもあり面白い。

 

逆光:1996年生まれの須藤漣が監督・主演している。渡辺あやのオリジナル脚本を映画化したもの、須藤漣の初監督作品だ。きっちり固まった定式に則る訳でなく、自由に動くと言った若々しい感性が感じられる。特に、画面の色は強い印象を残す。

 

明け方の若者たち:監督の松本花奈は1998年生まれ、若者の映画で出演者も20代前半が多いが、その中でも監督が一番若い。子役として活躍しながら、中学2年生頃から映像制作を始めたとある。カツセマサヒコの初小説を映画化したもの。こちらも若い感性が踊る。

 

マークスマン:リーアム・ニーソンはまだ頑張っている。今回は国境線のところでメキシコから密入国してきた母と子供に出会う。母が追ってきたシンジケートによって殺され、息子を助けることになる。監督のロバート・ロレンツはイーストウッドの「ミスティック・リバー」等を製作した後、彼を主役に「人生の特等席」で初めて監督に進出、今回が2作目だ。偶然にもイーストウッドの新作「クライ・マッチョ」もメキシコから子供を連れだす話。

 

弟とアンドロイドと僕:IQが高く雇われた大学で難解な数式を黒板に書くだけの講義をしているロボット工学者は、自分のアンドロイドを作りながら…という映画は、阪本順治監督が「これを撮らなければ自分は先に進めない」という覚悟のもとに作られたという。スマートでクールな画面でアンドロイドの空疎を描く。豊川悦司はアンドロイドが似合う。

 

クライ・マッチョ:クリント・イーストウッドが90歳の時に主演・監督した作品は、依頼されて子供をメキシコからアメリカに連れてくる話。今回イースウッドを見ていて初めて本当に老人だと感じた。動けない。できれば他の人に演じてほしかった。

 

ハウス・オブ・グッチ:こんなに大変なことが記憶に残っていないのは、ブランド品にほぼ興味がないからか?それにしても、町工場経営者の娘が手に入れたブランド家の維持に奔走し、ブランド直系の夫が軟すぎて消滅していくのは典型的でできすぎた事実。84歳のリドリー・スコット監督はまだ若い。

 

MONSOON/モンスーン:主人公は30年ぶりにベトナムに戻ってくる、両親の遺灰を埋葬するために。6才の時ベトナム戦争が終結し、家族でイギリスに渡って以来だ。すっかり変わってしまったサイゴンに根無し草的寂寥感を抱きながら、ゲイである自分の生き方を見つめながらベトナムで過ごす日々。言葉少なくも思いを込めて作ったのはホン・カウ監督。

 

シルクロード.com—史上最大の闇サイト—:作品は実話からの映画化。実際にシルクロードというサイトがあったらしい。危険ドラッグをサイトで売っていたのだから驚く。それを基本的にインターネットなど苦手な刑事が追い詰めていくという、映画的な題材。楽しめました。

 

Codaコーダあいのうた:コーダは音楽用語であるらしいが、ここでは”聴覚に障害のある親を持つ子供”の意味だという。主人公は4人家族で一人だけ健聴者である高校生のルビー、両親と兄の3人は聾唖者だ。合唱クラブの先生に音楽的才能を認められ、バークレー音楽大学を目指すが…。障害家族の内部でも、さらに家族と町の人々の間でも様々な断絶があり、その解消を探る。健聴者がマイノリティという設定が良い。Jミッチェルの「青春の光と影」が上手く使われている。

 

グレート・インディアン・キッチン:昔、セクハラ抗議で中止になった広告”私作る人、僕食べる人”を思い出す。正に映画の半分以上は料理と食べることで出来上がっている印象。さらにインドにおける男尊女卑のひどさがこれでもかと。最後のダンスは圧倒的です。

 

ゴヤの名画と優しい泥棒:ロンドンのナショナルギャラリーから盗まれたゴヤの「ウェリントン公爵」にまつわる実話から作られた面白く、ためになる映画。2月25日封切り。UK Walkerに紹介していますのでご参照ください。

UK Walker(https://ukwalker.jp)

 

オペレーション・ミンスミート―ナチを欺いた死体―:第2次大戦中、イギリスがナチを騙すために用いたアッと驚く作戦を描く。登場人物が色々な名前で呼ばれることがあるので、しっかり顔面で理解しましょう。UK Walkerに紹介がアップできるのは2月初旬。

 

 

 


Ⅱ 今月の旧作

 

<外国映画>
渋谷シネマヴェーラでの<Strangers in Hollywood>はナチスから逃れてアメリカに渡りハリウッドで活躍したドイツ、オーストリア出身の3人の監督の特集上映だ。34本の作品が上映された。内訳はダグラス・サーク監督(12本)、ロバート・シオドマク監督(14本)、フレッド・ジンネマン監督(7本)で、残り1本はエドガー・G・ウルマ―監督作。1930年代ドイツで作られた作品も含んでいるが、40~50年代の作品が中心で組まれている。権利の関係からだろうが、1960年代以降の作品は含まれていない。
3人の中ではジンネマンがいわゆる名作と言える作品(「真昼の決闘」「わが命つきるとも」「ジュリア」等、後ろ2作品は60年代以降)を多く作っているが、今回の特集では「地上より永遠に」のみが含まれていた。
日本を含む世界で21世紀以降にクローズアップされてきたダグラス・サーク作品は、メロドラマをゆるゆると語り進める作品が多い。そんな中、「眠りの館」は珍しくもすっきりしたサスペンス。それ故にサークの演出力の巧さがよく分かる。
30年代後半~50年代前半に作られた今回の特集上映作品は、当時の映画全体のレベルの高さを感じさせてくれた。

 

 

 

 

 

Ⅲ 今月の懐かしい人

 

ゲイリー・シニーズ
君といた108日間」で主人公ジェレミー・キャンプの父親を演じていたのはゲイリー・シニーズ、「フォレスト・ガンプ」でベトナム戦争に行ったガンプの小隊長ダン・テイラー中尉役や、「アポロ13号」で風疹に罹る可能性があるとして搭乗メンバーから外される役を演じていた。いつも悲運というか、ちょっと影のある役が印象に残る。
今回の父親役は父親自身もギターを弾くという設定だが、シニーズ自身もミュージシャンとしても活躍していることを今回調べていて初めて知った。現在66歳、苦み走った風貌はそれほど変わっていなかった。

マーリー・マトリン
Coda/コーダあいのうた」で主人公ルビー・ロッシの母親役を演じているのがマーリー・マトリン、1986年の映画「愛は静けさの中に」で聾唖女性を演じてアカデミー賞主演女優賞を獲得している。彼女自身が聴覚に障害があり、授賞式では手話で挨拶をしている。日本では1987年に公開されたこの映画以来35年ぶりに、彼女の姿をスクリーンで拝見した。Wikipediaで調べると、この35年の間彼女は映画やテレビドラマに出ていたようだが、目立つ作品はなかった。
今回の「Coda/コーダあいのうた」では、ロッシ家の4人の内、主人公のルビー以外の父、母、長男が聾唖者という設定で、家族内ではルビーも含め4人とも手話で会話をしている。聾唖の3人は実際に聴覚に障害がある俳優によって演じられている。

 

 

 

Ⅳ 今月のトークショー


12月30日 ユーロスペース「逆光」上映後 須藤漣(監督・主演)、須藤しぐま(撮影)、石間秀耶(スチール)
3人の話しぶりは、ほとんど若者たちのだべりのようだった。実際に若いのだから当然だが、撮影中の出来事をワイワイと話していた。映画製作時の愉しさをそのまま舞台上で表しているようだった。

 

1月2日 K’sシネマ「夫とちょっと離れて島暮らし」ちゃず(主人公)、國武綾(監督)
ドキュメンタリーの主人公ちゃずが監督と共に登場。ちゃずは現在妊娠中、余裕のある服装で映画同様に明るい話し方で、加計呂麻島での生活を振り返った。監督は、ラジオから流れてきたちゃずの話を聞いて、島まで行って話を聞きたくなり、島に行っては映画にしたくなった気持ちを話された。

 

1月15日 渋谷シネマヴェーラ 特集Strangers in Hollywood「世界の涯に」上映後 対談 濱口竜介、樋口泰人
ダグラス・サークの「世界の涯に」を目的にやってきた人はどれくらいいたのだろうか?今回の特集の通常観客と違い、この上映回には若い人が圧倒的に多かった。多くの人は、多分終映後の対談を聞きたくて、1300円均一という特別料金を払ったのだろうと想像する。
昨年2本の作品を公開し、世界の映画賞をかなり受賞してきて、近々であれば全米映画批評家協会賞、ゴールデングローブ賞を受賞した濱口監督の話を聞きたいと思ってやってきたのは間違いない。勿論私もそうである。
この10年くらいだろうか、ダグラス・サークが高く評価されるようになったのは。今回の対談を聞いて2005年のぴあフェスで取り上げられていたらしいと知った。どちらかと言えば古いメロドラマのような作品が多いと思われていたサーク、以前から一部には高く評価されていた彼が多く語られるようになったのは、「サーク・オン・サーク」というサーク自身が作品と人生について語ったインタビュー集かららしい。今回対談した二人は共にサークに魅入られている人で、こうしたことを語ってくれた。
濱口監督によれば、だらだらとメロドラマ部分が続くと思っていると、突然爆発が起こる。人物の行動、物言いがコロッと変わり、大きな変化を映画にもたらすのを爆発と表現していた。確かに、なんだよこれはと思わせる展開が結構多かった。
対談は45分くらい続いたが、濱口監督作品に対する言及は多くはなかった。樋口さんからは「ドライブ・マイ・カー」の三浦透子さんの声が素晴らしかったとの発言がされ、濱口監督はシネフィル(映画狂)として有名で映画館でもよく出会ったという西島秀俊さんと一緒に仕事ができたのが嬉しかったと話された。

 

 

 

 

 今月のつぶやき


●半世紀以上前の作品「ベニスに死す」の主人公、少年タジオを演じたビョルン・アンドレセンの現在までを追ったドキュメンタリー「世界で一番美しい少年」を見て驚いたのは、現在のアンドレセンの姿ではなかった。彼を選ぶまでに行った色々な国でのオーディションに臨む監督ルキノ・ヴィスコンティの若き姿だ。後年の難しげで、無口そうな表情と違い、早口でまくし立てるエネルギッシュな姿は、いかにもイタリア人という気もした。

 

●改めてこっちの路線の方が園子音の本当の持ち味だったのかもと思ったのが「エッシャー通りの赤いポスト」だった。派手さはあるが粘りがない。かつてあれほど執拗に迫ってきた情熱は何処に?

 

●日本の政治を追った2つの映画、一つはドキュメンタリーの「香川一区」ともう一つはドラマの「決戦は日曜日」はどちらも日本政治の古い体質を浮かび上がらせる。政治は国民のレベルそのものの反映と考えれば、改めるべきはまず我ら国民自体か。

 

●主人公ジェレミー・キャンプが歌う歌はいずれもキリストのことを歌っているなあと途中から思いだした「君といた108日間」。実在の歌手ジェレミー・キャンプを描いたこの映画の公式サイトを見ると、ジェレミー・キャンプはクリスチャンシンガーソングライターとして活躍とある。クリスチャンシンガーというジャンルがあることを知った。

 

●日本を含め世界で大ヒットしている「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は楽しめたのだが、3人のスパイダーマンを登場させるのはありだろうか?しかも、前の二人はカメオ的な登場ではなくたっぷり活躍するのは。ちょっと内輪的な設定すぎる気がする。殆どテレビの乗り。それが受けている気もするが、禁じ手では?

 

●今回も古沢良太の脚本は、最終的に主人公たちが勝つと分かっているという制約の中でも頑張ってはいる「コンフィデンスマンJP 英雄編」だが、これほど先が読めてしまう映画になっているのは、見る人に気楽に楽しんでもらおうという監督の意図?或いは配役?

 

●1960年代のイギリスを舞台にした2作品、「夜空に星のあるように」「ゴヤの名画と優しい泥棒」には当時のイギリスの若者たちの厳しい状況が垣間見える。前者ではテレンス・スタンプが演じる夫が、後者ではバントン家の長男が泥棒する、或いはしようとするという設定だ。

 

 

 

 

 



今月のトピックス:外国映画の逆襲?   

 

Ⅰ 外国映画の逆襲?

 

コロナ禍が続いた2年間、日本における外国映画の興行収入成績は低調だった。発表される週末ごとの興収ベストテンでは常に日本映画に負けてきた。ベストテンの総てが日本映画になったこともあった。
原因の大きなものは、大作を中心に公開の延期が相次ぎ、見たい外国映画が減ったことにある。公開延期は日本だけでなく、映画の製作国を含め全世界で行われた。大作になればなるほど製作費が巨大になり、大ヒットしなければ製作費を回収できなくなる。製作者は1~2年待ってでも利益が上がるように公開時期を延期してきたのだ。
勿論、物理的に映画館が閉められていたこともある。アメリカの映画館の閉館でハリウッド作品が公開されないと、原則的には同時か、少し遅れての公開となる他の国々の公開も遅れることとなる。まるで津波のように、製作国での映画館閉館が他の国にも広がっていく。
今年に入って週末明けに発表される週末の興行収入ベスト10で、外国映画が10本中6本を占める週が2週続いた。1月8~9日と15~16日の週末だ。ちなみに1/15~16日の6本は次の作品だ。


スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム(3位)
ハウス・オブ・グッチ(5位)
クライ・マッチョ(6位)
ボス・ベイビー ファミリー・ミッション(8位)
キングスマン ファースト・エージェント(9位)
マトリックス レザレクションズ(10位)


これらを見ると待たれていた大作、話題作が並んでいる。久しぶりにこうした状況になったという気がする。これを外国映画の逆襲と呼んでいいかどうかは分からないが、少なくとも少し通常に近づいたと言えるだろう。次の1月22~23日の週では5本となっている。

コロナの影響が少なくなり、この状況が続くことを祈るばかり。

 

 

 

Ⅱ 流行り?


今月見た映画に次の2作品があった。
MONSOON/モンスーン、Coda/コーダあいのうた
共通点は題名に英語と日本が含まれていることだ。最近こうした日本題名を時々見かける。

例えば8月号から1月号までの半年間に次のような題名があった。


<日本映画>Arc/アーク、 a hope of Nagasaki 優しい人たち、 Whole/ホール、 Chain/チェイン


<外国映画>Billie/ビリー、 MINAMATA/ミナマタ、 Dune/デューン 砂の惑星、 Our Friend/アワー・フレンド、 Monos猿と呼ばれし者たち、 GUNDA/グンダ、 BELUSHI/ベルーシ、


日本映画4本の内3本、外国映画7本の内5本は英語とそのカタカナが書かれたものだが、外国映画では4本が名前または地名であるのに対し、日本映画の3本はすべて英語の単語(名詞、形容詞)をそのままカタカナにしたものである。
まあ、題名は目立つように付けたいと思う担当者が多いので、カタカナだけよりは英語があった方がと思われたのだろう。
まあ、単純にこれは流行りか?と感じただけだが。

 

 

 

 

 

 

今月はここまで。
次号は、オミクロン株が少しでも落ち着いてくれるよう願う2月25日にお送りします。


                         - 神谷二三夫 -


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