2024年9月号 映画館の席back

 

暑い日が続く今年の夏、
夏日、真夏日の日々に耐えてきた。
それでも少しずつ次の季節に向けて動いている。
いろんなことで迷った時、
先ずは映画館?!

 

 

 

 

 

今月の映画

 

7/26~8/25の不要な外出はさけた暑い日々の31日間に出会った作品は40本、
邦/洋画は11/29とほぼ1/3の割合でした。
新作は7/26で洋画が圧勝。
これには邦画が多くのアニメに占領され、
見たい作品が減ってしまっとからと言える。
なお、外国映画の「夜の外側 イタリアを震撼させた55日間 前・後編」は、それぞれ約3時間の前・後編で2本としてカウントしています。

 

 



<日本映画>

   11本(新7本+旧4本)

【新作】

もしも徳川家康が総理大臣になったら 
マミー 
赤羽骨子のボディガード 
アディクトを待ちながら
新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる! 
ブルーピリオド 
劇場版 アナウンサーたちの戦争

 

【旧作】

幻の光
<生誕百年記念 シネアスト安部公房>
壁あつき部屋 
燃えつきた地図 
億万長者

 

<外国映画>

   29本(新26本+旧3本)

【新作】

越境者たち
  (Les survivants / White Paradise) 
お隣さんはヒトラー?
  (My Neighbor Adolf) 
台北アフタースクール
  (成功補習班 / After School)) 
このろくでもない世界で
  ( Hopeless) 
デッドプール&ウルヴァリン
  (Deadpool & Wolverine) 
ツイスターズ
  (Twisters) 
ロイヤルホテル
  (The Royal Hotel) 
めくらやなぎと眠り女
  (Saules Aveugles, Femme Endormie
  / Blind Willow, Sleeping Woman) 
インサイドヘッド2
  (Inside Out 2) 
墓泥棒と失われた女神
  (La Chimere / La Chimera) 
幸せのイタリアーノ
  (Corro Da Te / I Run to You) 
ボレロ 永遠の旋律
  (Bolero)、 
ノリャン 死の海
  ( Noryang Deadly Sea) 
時々,私は考える
  (Sometimes I Think About Dying) 
#スージーサーチ
  (Susie Searches) 
夏の終わりに願うこと
  (Totem / Totem) 
デビルクイーン
  (A Rainha Diaba / The Devil Queen) 
夜の外側 イタリアを震撼させた55日間 前・後編
  (Esterno Notte / Exterior Night) 
フォールガイ
  (The Fall Guy) 
助産婦たちの夜明け
  (Sages*Femmes / Midwives) 
ぼくの家族と祖国の戦争
  (Nar Berrielsen Kommer / Before It Ends) 
エアロック 海底緊急避難所
  (No Way Up) 
美食家ダリのレストラン
  (Esperano A Dali / Waiting For Dali) 
ソウルの春
  ( 12.12 The Day)

 

【試写】
2度目のはなればなれ
  (The Great Escaper)

 

【旧作】
<アメリカの夢 キャプラの夢 フランク・キャプラの映画>
一日だけの淑女
  (Lady for A Day) 
群衆
  (Meet John Doe)
女群西部へ!
  (Westward The Women)

 

 

 

 

Ⅰ 今月のベストスリー

  (新作だけを対象にしています)


① ソウルの春
1979年12月12日は韓国の粛軍(しゅくぐん)クーデター、あるいは12.12軍事叛乱の日と呼ばれている。独裁者とも呼ばれた前大統領朴正熙が10月に暗殺された。事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン(全斗煥)保安司令官が、新たな権力者として君臨すべく、陸軍内の秘密組織“ハナ会“を率いて、12月12日にクーデターを決行する。それを阻止しようとする首都警備司令官イ・テシンとの闘いが圧倒的な詳しさで描かれる。今月のトピックス参照。

 

② 夜の外側 イタリアを震撼させた55日間
イタリアのアルド・モーロ首相が誘拐されたのは1978年3月16日、55日間の監禁のあと暗殺された。イタリアの極左集団赤い旅団はこの事件を引き起こすことで世界的に有名になった。この事件をマルコ・ベロッキオ監督が6部に分けて描いた340分になる大作。3部ずつに分け、前・後編として公開された。今月のトピックス参照。

 

③-1  マミー
和歌山毒物カレー事件は1998年。既に26年が経とうとしている。あの当時林眞須美に群がったマスメディアと、それに踊らされていた我々が思い出される。映画は改めて事件の証拠等についてチェックしていくドキュメンタリー。これを見て彼女は死刑に値すると素直には思えなくなる。

 

③-2 エアロック 海底緊急避難所
すごい日本語題名!海底緊急避難所って何?怪しすぎるが、これは快作、最近では珍しい大パニック映画だ。飛行機のエンジンに鳥が飛び込んで、航空機は海底に。勿論海には鮫がいて襲ってくる。主要登場人物8人がどんどん死んでいき、残ったのは3人となる91分。無駄なく楽しめる。

 

 

 

映画館で楽しめる映画が他にも沢山。(上映終了済作品もあります。)


越境者たち:アルプスにある別荘の山小屋で過ごそうとしたフランス人男性の主人公は、そこでアフガニスタンからフランスにある難民施設を目指す女性に出会う。そこには難民の流入を許そうとしないグループがいて…。美しいアルプスの風景の中で、厳しい世界状況が描かれる。

 

もしも徳川家康が総理大臣になったら:題名からは大丈夫なんだろうかと心配になるが、実はきっちり作られていて、なるほどと楽しめる映画。豪華俳優陣で描かれる空想映画。映像化を意識して執筆したという眞邉明人の原作を映画化したのは武内英樹監督。

 

お隣さんはヒトラー?: 1960年の南米コロンビア、町はずれに住むポルスキーはホロコーストで家族を失い一人生活。隣の家にドイツ人のヘルツォークが越してくる。その青い瞳がヒトラーに似ているような…。監督はレオン・プルドフスキー、1978年レニングラード生まれ、13歳の時イスラエルに移住している。

 

このろくでもない世界で:韓国映画の現在の力は、徹底的に脚本を練り、突き詰めた世界を描き出すことから発している。この映画を見ていると、何十年も前、日本映画にもあった暗い裏社会の世界を思い出す。正に希望のない世界を創出したのはキム・チャンフン監督。

 

ツイスターズ:どん詰まりに陥ったら、アメリカ映画の巨大映画を楽しもう。超巨大竜巻VS人類と謳っている映画は、オクラホマ州を襲うモンスター竜巻との闘いを描く。製作総指揮はスティーブン・スピルバーグとあるが、公式サイトにも監督名は書かれていないワーナー・ブラザース映画。

 

めくらやなぎと眠り女:村上春樹はエッセイくらいしか読んだことがない。この映画が彼の短編から作られたアニメということで、どんな世界かと見た。しかも作られたのが、フランス、ルクセンブルク、カナダ、オランダの合作で、言語はフランス語、監督はピエール・フォルデスという人。この人はハンガリー人の父と、イギリス人の母の間にアメリカで生まれ、パリで育ちピアノと作曲を学び、ニューヨークで作曲家としてキャリアをスタートさせた後、ヨーロッパへ渡る、とある。如何にも世界から愛される村上ワールドにふさわしい人らしい。やわらかい線画で描かれるアニメは不思議な世界満載で楽しめる。

 

墓泥棒と失われた女神:5年ほど前に公開された「幸福のラザロ」を見て、好きになった方はぜひご覧ください。同じイタリアの女性監督アリーチェ・ロルヴァケルの新作。同じような無垢の主人公が現実の世界でさまよっていく。それでも幸福感にあふれた物語。今や世界的にも希少価値のある映画。

 

幸せのイタリアーノ:イタリア人には一面能天気のような印象がある。それだけ気楽に生きている感じもある。うらやましい。主人公は何人もの女性と一夜限り、毎回違う名前を名乗って付き合い続けるイタリア男。ピエルフランチェスコ・ファヴィーノが楽しそうに主演している。それが真実の愛に…。それも人生。

 

2度目のはなればなれ:マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンと言えば、イギリス映画界の誇る名老優。この二人が50年ぶりに共演と言う映画がやってきた。グレンダは昨年6月15日に亡くなって遺作となり、今年91歳のマイケルはこれが最終作と公表している。二人ともに最後の作品だ。D-dayノルマンディー上陸作戦の話を挟んで語られる英国南海岸にある老人ホームで暮らす夫婦の物語。10月11日封切り。

 

ボレロ 永遠の旋律:単調なリズムが繰り返され、徐々に感情が高まる「ボレロ」という曲が如何に誕生したのか、作曲者ラヴェルはどんな人間だったのかを見せてくれる映画。一度聴いたら忘れられないリズムの繰り返しという単純さの故か、曲も映画も人気が高い。

 

ノリャン 死の海:韓国の英雄イ・スンシンを主人公に、日本との海戦を描く歴史三部作の最終作。全三部作を作り上げたのはキム・ハンミン監督。シリーズを通して海戦の描写が見事、常に大きさを感じさせる画面作りだ。1作目の「バトル・オーシャン 海上決戦」は日本では公開されていないが、2作目の「ハンサン 龍の出現」はその描写で見る我々を驚かせた。

 

新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!:高校を舞台に主人公が活躍する本作は、まるで元気な少女漫画という感じだ。原作はなく、原案:宮川彰太郎、脚本:大野大輔とあるので、映画オリジナルの物語だろう。監督小林啓一が楽しい映画に仕上げている。

 

夏の終わりに願うこと:父の誕生日、病気療養で祖父の家にいる父に久しぶりに会えると期待する7歳の少女ソル。多くの人が集まる中、なかなか父に会わせてもらえないソルの思いを、繊細に描く。監督は1982年メキシコシティ生まれのリラ・アビレス、女性監督の長編2作目。

 

ブルーピリオド:山口つばさの原作漫画からの映画化。高校生が一枚の絵に影響され、絵画にのめり込み、東京芸術大学を目指す物語。多分漫画でも書かれているであろう熱い思い、絵を描く細かいテクニックなどが映画でもうまく描かれていて、物語が浮き上がらない。脚本はアニメ界で引っ張りだこという吉田玲子、監督は萩原健太郎で長編3作目。

 

ぼくの家族と祖国の戦争:終戦1か月前のデンマーク、ナチスドイツの占領下にあった町に、ドイツ人の難民が500人を超えて送られてくる。ドイツ人の難民とはナチスに敵対した人々だろう。デンマーク全体では20万人以上だったという。大学の体育館に入ってもらったものの、食料なども保証されず、狭い環境の中で伝染病ジフテリアが発生する。そうした状況下、主人公である大学長家族はドイツ人を助けるか否かの選択を迫られる。

 

美食家ダリのレストラン:1974年、フランコ政権末期のスペイン、反政府運動で追われる弟と一緒に、バルセロナの有名レストランのシェフの座を捨てて逃げ出し、ダリが住む海辺の町カダケス(バルセロナからフランス方向に170㎞程)へやってきた主人公。カダケスのレストラン「シュルレアル」はダリの来店を待ちながら…。脚本・監督はダヴィッド・プジョル、2006~9年世界1位だったレストラン「エル・ブジ」についてや、ダリについてのドキュメンタリーなどを作ってきた人らしい。

 

 

 

 

 


Ⅱ 今月の旧作

 

<日本映画>
幻の光:今や日本を代表する監督となった是枝裕和監督の1995年の長編デビュー作。能登が舞台のこの映画は、能登地震による被災地への支援という形で上映されている。それにしても、これがデビュー作かと驚くほどの落ち着きぶりには感心した。それまでドキュメンタリー等で鍛えたものが素晴らしい映像を生み出したのだろう。


生誕百年記念 シネアスト安部公房>主に原作が安部公房というものを中心に11作品が上映されている。そのうち、「壁あつき部屋」「燃えつきた地図」「億万長者」の3作品を見た。中では「億万長者」が面白かったが、Wikipediaでチェックすると、安部公房が脚本を書いたが、市川崑監督と方向性が合わず、妻の和田夏十が急遽書いたという。映画を見ると、脚本家として数名の名前がありそこに安部公房も含まれているが、実際は以上のような状況だったらしい。さらにこの映画には監督名がクレジットされていない。これにはまた別の問題があったようだ。知りたい方は「億万長者(映画)」と検索してWikipediaをご覧ください。

 

 

<外国映画>
渋谷シネマヴェーラの特集<アメリカの夢 キャプラの夢 フランク・キャプラの映画>今月は「一日だけの淑女」「群衆」「女群西部へ!」の3本を見た。その中では、今回の特集で唯一キャプラが監督せず、原作者としてのみ関与した「女群西部へ!」が面白かった。ちなみに監督をしたのはウィリアム・A・ウェルマン、第1回のアカデミー作品賞の「つばさ」や「民衆の敵」等の名監督。

 

 

 

Ⅲ 今月のつぶやき(良いことも、悪いことも)

 

●毎年と言うより、ほぼ毎月に近くナチス関係の映画が公開されるが、今月は「お隣さんはヒトラー?」「ぼくの家族と祖国の戦争」の2本が封切られた。終戦後79年も経過しているので、直接のナチスと連合国の戦いといった作品はあまり見られなくなり、周辺のお話が多くなっている。前者がコロンビア、後者がデンマークを舞台にした映画だ。ナチス関係者が終戦後南米に身を隠したというところから発想された前者と、終戦間近になってドイツ人の難民が送られてきた実話の映画化という後者と、話の幅はどんどん広がっている。

 

●おふざけ映画と真剣映画の合体のような「デッドプール&ウルヴァリン」。思ったよりずっとうまくいった感じではあるが、オタク度は今まで以上と言えるかも。はっきり言えば、よく分からない部分も多いという結果になった。オタク度の高い人はより楽しめたともいえるかも。

 

●製作が“ギャンブル依存症問題を考える会”となっている「アディクトを待ちながら」。どういう映画が知らず、他に見る作品がなかったので行ったのだが、入り口で確認したら上映後イベントがありますと言われた。実は次に予約した映画が30分後にあり、しかもランチも取りたかったのでイベントは失礼してしまった。このイベントの故か席は満席、終了後出てきたのは私一人ということで、驚いた。こうなるとそのイベントとはどんなものだったのか興味が出てきた。

 

 

 

 

 



今月のトピックス:映画館の席

 

Ⅰ 映画館の席  

 

コロナ感染は終了した訳ではなく、最近まで感染者増加が13週だったか続いていたが、このところ減少に転じているようだ。このあたりも一つの要因だろうが、最近の映画館は少しずつ観客が増えているように感じる。


映画観に久しぶりに来たという人も増えているようだ。20~30年ぶりという人も結構いらしたのではないか?今や封切館のすべてが指定席制で、映画館の切符売り場のかなりの部分が人による発売から機械の販売機になっていること、販売機で指定席も選ばなければならないことも知らずに来ている人もいることだろう。


こうしたことを感じたのは、最近映画館の席で隣に人が座ることが多くなった時だ。全体的に観客が増えていることから、当然起こる状況ではある。しかし、そこ迄混んでいない時に、突然隣に人が座ることになると、ちょっとドキッとしてしまう。コロナ期の観客が少ない時期に慣れ過ぎているためか、近くに人がいると引いてしまうことがある。他に空席が結構あるのに、隣に人が座るとこの人はどうしてその席を選んだのだろうと感じてしまう。選び間違いだろうかとか。席選択に慣れていないと思われるのだ。

 

 

 

 

 

 

Ⅱ 至福の、特別の…ワイズマン


フレデリック・ワイズマン監督の映画は長いものが多い。Wikipediaによれば、現在94歳のワイズマンは、ドキュメンタリー作家で今までに50本の作品がリストアップされている。リストを見ると3本の劇映画も含まれている。このリストが正しいとすれば、今回の作品が50本目の作品となる。各地の映画祭で賞を獲得した作品も多い。ドキュメンタリー作家としてここまで有名になれば、日本の映画館でロードショー公開されることがあっても不思議ではない。さらに、彼が取り上げる題材には普通の人が興味を持つようなものが多いことも特徴だ。例えば、「セントラル・パーク」「コメディ・フランセーズ 演じられた愛」「パリ・オペラ座のすべて」「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち」「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」等。


8月23日に日本での公開が始まった「至福のレストラン 三つ星トロワグロ」もそうした1本だ。作品の上映時間が長いものが多いというワイズマンの特徴は、この作品でも健在で、240分の長編だ。予告編の上映は随分前から行われていた。8月21日の朝日新聞朝刊には広告が載っていた。それを見ていて気付いたのは前売り鑑賞券2500円好評発売中という文字だ。えっ、この映画、通常料金ではないのか、シニア料金とかは何も書かれていない。ひょっとして特別均一料金なのだろうか?8月23日には前売りはなくなるから急がなければと、22日に買いに行った。ちなみに当日料金は2800円という。


買う前にシニア料金はあるんですか、あるいは均一料金ですかと聞くと、映画館によるようですとの返事。その映画館ではシニア料金はありますが、前売り料金と同じですという。では、折角ですから前売り券をくださいというと、前売り券には株式会社かめびしの特別醤油が付きますとプレゼントされた。ラッキーでした。


実は前売り券を買うという行為が随分久しぶりだった。60歳以上になるとシニア料金になり、前売り券の方が高くなってしまう。基本的には前売り券を買うことはなくなる。


4時間だから通常映画の2本分だと考えれば、前売り券であれば1本当たり1250円と通常のシニア料金とほぼ同じと納得しておこう。

4時間の時間が取れず、まだ見ていない。作品についてお伝えできるのは来月になってしまう。

 

 

 

 

 

 

Ⅲ 政治映画 韓国・イタリア編


今月の1、2位に選んだ作品は韓国、イタリアでの大きな政治的事件を扱った作品だった。


ソウルの春」は1979年の12月12日の軍事クーデターを描いたもの。16年続いた朴正煕大統領が暗殺され次の大統領に向けての戦いだが、軍人による政権が長く続いた後、後任に軍人がなるのを防ごうとする激しい戦い。結果的には再び軍人の全斗煥になってしまうという結末だった。映画はこの苦い結果を描いている。過去の大統領とは言えここまで厳しく描いたのには驚いた。韓国の人にとってはその苦い結果を経験してきたわけで、だからこそ、ここまで詳細に描いたのだろうという気がする。


夜の外側 イタリアを震撼させた55日間 前・後編」は1979年のモーロ首相誘拐・暗殺事件を描いている。340分かけて、事件に関連する様々な観点からイタリア社会を描き、こうした事件にいたった経緯を描き出す。


いずれにしても、こうした作品が日本映画にも出てきてほしいものだと願うばかり。

 

 

 

 

 

今月はここまで。
次号は、過ごしやすい秋になっていてほしい9月25日にお送りします。



                         - 神谷二三夫 -


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