なかなか寒さが実感できない天候が続いた。
身体の感じる季節感に狂いが生じる。
そんな状況では時にホッとできる環境が必要だ。
そう、それは映画館!
10/26~11/25の秋から急に冬に向かっているような31日間に出会った作品は46本、邦/洋画は19/27と日本映画の割合が少し高めだった。
新/旧は44/2とほぼ新作のみとなった。
日本映画の「運命屋」は25分の短編だが、1本とカウントしている。
19本(新17本+旧2本)
【新作】
八犬伝
若き見知らぬ者たち
まる
十一人の賊軍
アイミタガイ
ピアニストを待ちながら
HAPPYEND
室井慎次 生き続ける者
本心
スマホを落としただけなのに~最終章~ファイナル ハッキング ゲーム
ルート29
ココでのはなし
運命屋
青い記憶
アット・ザ・ベンチ
六人の嘘つきな大学生
海の沈黙
【旧作】
<映画に生きる-田中絹代>
女の暦
<没後50年 映画監督 田坂具隆>
湖の琴
27本(新27本+旧0本)
【新作】
トラップ
(Trap)
リトル・ワンダラーズ
(Riddle of Fire)
国境ナイトクルージング
(燃冬 / The Breaking Ice)
リリアン・ギッシュの肖像
(Lillian Gish)
ヴェノム:ザ・ラストダンス
(Venom: The Last Dance)
画家と泥棒
(Kunstneren og tyven / The Painter and The Thief)
ファミリー・ネスト
(Családi tűzfészek / Family Nest)
ゴンドラ
(Gondola)
DOG DAYS 君といつまでも
(Dog Days)
DEADMAN 消された男
(Dead Man)
ノーヴィス
(The Novice)
ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー
(High & Low - John Galliano)
ナイツ&ウィークエンズ
(Nights & Weekends)
レッド・ワン
(Red One)
ロボット・ドリームズ
(Mon Ami Robot / Robot Dreams)
ベルナデット 最強のファーストレディ
(Bernadette)
動物界
(Le Regne Animal / The Animal Kingdom)
博士の綺奏曲
(Yo y Las Bestias)
草原の英雄 ジャロロフ~東京への道~
(Engilmas)
ネネ エトワールに憧れて
(Neneh Superstar)
グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声
(Gladiator II)
対外秘
( The Devil’s Deal)
ぼくとパパ,約束の週末
(Wochenendrebellen / Weelend Rebels)
SHOGUN将軍第1・2話
(Shogun)
ザ・ロード 不屈の男 金大中
(Kim Dae Jung on the road)
イマジナリー
(Imaginary)
アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方
(The Apprentice)
(新作だけを対象にしています)
① ぼくとパパ,約束の週末
ドイツ映画の新作がやってきた。ヨーロッパではフランス映画が圧倒的に多く日本で公開されているが、純然たる(他の国との合作ではない)ドイツ映画は久しぶりだ。これが実にいい映画だった。題名通り息子と父親の関係が描かれる。更に息子は自閉症だ。映画は自閉症の症状をきちんと描いている。自閉症を知らない人は、単におかしな子供だと思うだろうが、子供自身にとっては苦しい事なのだ。学校でも他の生徒から虐められる。監督はマルク・ローテムント、「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最後の日々」「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」の良作を作っている。
②-1 動物界
人間が動物に変化していく病気が蔓延するというSF映画。どの動物になるかは分からず、進行度合いによって言葉を失い鳴き声になる。妻の病状が進み、10代の息子と二人暮らしの男性。しかし息子も発病し…。原因、治療方法も分からない、言ってみれば不条理の世界。そこで家族を守ろうとする奔走する男性。その緊張感は並ではない。父子を演じるロマン・デュリス、ポ-ル・キルシェは熱演。トマ・カイエ監督はこの状況を鋭く、テンポよく描き見る者を飽きさせない。
②-2 グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声
2000年に公開された「グラディエーター」の続編。前作と同じくリドリー・スコットが監督している。画面が沈んでいるように見える。キラキラと輝くような、変な光は全くない。主人公ルシアスはポール・メスカル、最後まで正体を見せないマクリヌスはデンゼル・ワシントンが演じてさすがの貫禄。
③-1 リリアン・ギッシュの肖像
1983年に発表されたジャンヌ・モローの監督によるリリアン・ギッシュのドキュメンタリー。「国民の創生」「散り行く花」などでサイレント映画を代表するスターとなったリリアンはこのとき89歳。題名をリリアン・ギッシュ最新インタビューとした方が良いと思われるインタビューのみの必見59分。この映画の後、1987年には「八月の鯨」で、15歳も年下のベティ・デイヴィスとダブル主演していた。
③-2 十一人の賊軍
この映画の原案として笠原和夫の名前が出てきたので驚いた。いや、正確にはいかにも笠原らしい筋立てで懐かしかったと言えばよいか。白石和彌監督の映画作りも、笠原魂をしっかり生かしていて感心した。
今月も他にも楽しめる映画が沢山。(上映終了済作品もあります。)
◎八犬伝:監督は22年前に「ピンポン」で監督デビューした曽利文彦。滝沢馬琴の八犬伝の物語を、作者の馬琴とその家族、更に葛飾北斎を加えた山田風太郎の小説を原作として映画化している。当時としては長寿といえる81歳まで生き、失明してもなお口述筆記で書き続けた馬琴と88歳まで生きた北斎の会話が面白く、八犬伝自体の物語は少し寂しい。
◎トラップ:「シックス・センス」等の映画で有名なM.ナイト・シャマラン監督の新作。久しぶりになかなか面白い作品になっている。娘と一緒にライブ会場に行った父は会場にある多くの監視カメラや次々に到着する警官など、厳重な警戒態勢に気づく。探ってみると、この会場に指名手配中の切り裂き魔が来るとのタレコミがあり…。主演はジョッシュ・ハートネット。
◎国境ナイトクルージング:中国東北地方の延吉という町を知っていますか?北朝鮮との国境にある町で、住民の55%が朝鮮族という中国にいながら朝鮮文化も楽しめる町。この町を舞台に3人の若者の出会いを描く5日間の物語。驚くのがこれを監督したのはシンガポール人のアンソニー・チェンで、映画の国籍(つまり金を出しところ)もシンガポール、そして米アカデミー賞の国際長編映画賞のシンガポール代表になったというところ。
◎まる:堂本剛の主演が注目されているのだろうが、監督が「バーバー吉野」「かもめ食堂」の荻上直子というのが嬉しい。美大出身ながら、人気画家のアシスタントといえば聞こえはいいが、単純な作業しかしていない主人公が、交通事故でそれさえできず首という脚本もいかにも荻上世界。芸術と金儲けの差はどこにあるという真面目な問いかけも。
◎画家と泥棒:絵を盗まれた画家と、盗んだ泥棒の二人の物語のようなドキュメンタリー。通常ではありえない二人の関係は、画家の女性の方から泥棒の男性にコンタクトすることから始まった。後には彼をモデルに絵も描いている。今月のトークショーを参照ください。
◎ゴンドラ:この映画には驚くことが色々あるが、その一つに監督がある。ドイツ出身のファイト・ヘルマー監督はセリフなし映画の名匠と書かれていることだ。勿論この映画もセリフなしだ。映像と音楽のみで幸福感のある寓話的な世界を描いてきたという。日本ではほとんど公開されていない。もう一つは、映画で使われたゴンドラはジョージア(旧グルジア)の小コーカサス山脈にある本物のゴンドラが使われたという。谷を挟んで二つの駅を結ぶが、途中に支柱が1本もない。風が強いと横揺れで怖いらしいとある。映画で使われた車体は小さくてかわいいが数年前に新しいものに変わったらしい。
◎ノーヴィス:チャゼルの『セッション』、タランティーノの『ヘイトフル・エイト』、ギレルモ・デル・トロの『パシフィック・リム』などの音響で活躍してきたローレン・ハダウェイによる監督デビュー作。大学時代に没頭したボート競技での体験をもとに作られている。その厳しさが見る者を圧倒する。タランティーノの「キル・ビル」に影響され映画に携わることになった新しい女性監督の登場となった。
◎レッド・ワン:サンタクロースが誘拐された。いかにもアメリカ映画らしい作品は、「ジュマンジ」等を監督したジェイク・カスダン監督が、「ワイルド・スピード」シリーズの脚本を書いたクリス・モーガン(ハイラム・ガルシアと共同)の脚本を映画化したもの。サンタはJ・K・シモンズ、サンタの護衛隊長はドウェイン・ジョンソンが演じている。
◎ロボット・ドリームズ:スペイン(フランスとの合作)からやってきたアニメーション。原作はアメリカの作家サラ・バロンによるグラフィックノベル。脚本化し、監督したのはスペインのパブロ・ベルヘル監督。1980年代のニューヨークを舞台に、テレビで見たロボットを買ったドッグの物語。これまたセリフやナレーションもない映像のみのアニメ。
◎ベナルデット 最強のファーストレディ:現在81歳のカトリーヌ・ドヌーヴがシラク大統領夫人を演じる。1964年の「シェブールの雨傘」からでも60年、その間ほぼフランス女優のトップを務めてきた彼女は、今も元気がいい。次の作品は、堺正章、竹野内豊などと共演した「スピリット・ワールド」(原題)。ドヌーヴは、シラク夫人を自信家だが、夫を立てて控えめな女性として、常に視線を落として演じている。女性監督レア・ドムナックは脚本(クレマンス・ダルジャンと共同)を書き、長編監督デビューをしている。
◎ネネ エトワールを夢見て:パリ・オペラ座のバレエ学校の難しい入学試験に合格し、伝統あるこの学校でバレリーナの最高位エトワールを目指すことになった12歳のネネ。しかし彼女は黒人だった。クラシックバレエの世界に黒いというイメージはほぼないと言えるだろう。彼女を何とか退学させようとする校長や、ひどいいじめをする同級生たちに負けず…。
◎SHOGUN将軍第1・2話:アメリカテレビ界のエミー賞を史上最多の18部門で受賞した作品の1・2話のみが劇場公開された。真田広之が製作、主演したことで日本でも大きく報道された。全10話の内2話のみで、それ以外は劇場公開されず、配信でという事らしい。何も知らずに見れば、これがハリウッドで作られたとは思わないだろう。それくらい細部にわたって正しい日本が作られている。悠然としたペースで端正なドラマが描かれる。監督はエピソードごとに6人が担当している。1、2話は偶然にも同じ監督の作品で、他の監督の回も同じトーンで作るように製作者が指示しているのだろう。ちなみに監督賞も受賞していて、それは9話を監督したフレデリック・E・O・トーイで、この監督が最も多く4度監督を務めている。今月のつぶやきも参照。
◎運命屋:85歳になるミッキー・カーチスを中心に組み立てられた映画。ミッキーは主演し、主題歌を歌っている。彼のところに役所の運命課から派遣された運命屋がやってきて、残り7日間の人生を全うするか、一番大切な人の思い出を消して寿命を延ばすかと問いかける。脚本・監督は森田と純平(一人の名前です)という人。
◎ザ・ロード 不屈の男 金大中:1973年8月8日、ホテルグランドパレスから拉致されたことで日本人に広く知られた金大中。生誕100年を迎えた金大中の拉致事件以前の生涯を描くドキュメンタリー。混乱の続いた韓国の中で、民主主義と平和を守るという信念を貫いた、正に波乱万丈の人生を知らされた。
◎青い記憶:“青は藍(あい)より出でて藍より青し”という言葉は知っていたが、藍染めがいかに作られているかをこの映画で知った。藍という植物を育てるところから、藍染めに至るまでの多くの人の関わりが描かれる。今月のトークショー参照。
◎六人の嘘つきな大学生:浅倉秋成の原作小説の映画化。いかにもあざとい部分もある筋立てだからこそ、多くの人に読まれたのだろう。映画もその部分をきっちり描いている。ここに描かれた大学生は、今の時代の大学生といえるのでしょうか?
◎海の沈黙:倉本聰の集大成とポスターに書かれているが、映画脚本は36年ぶりという。基本的にはテレビドラマを書いてきたと言える。勿論映画の脚本も書いているし、高倉健の3本など記憶に残る。ドラマは基本的に映画より長く、長い物語を得意にすると思われる。朝日新聞のインタビュー記事では“受けを狙うのはだめ”と言っているが、この映画を見ていてこれは狙っているよねと何度思ったことか。主人公の設定など、あの悲劇性はまるで少女漫画ののり的なところもあった。それだからこそ面白く見ることができた。
◎アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方 :この映画が作られたのは勿論大統領選挙が行われる前で、製作の意図はトランプに勝たせないためだったのだろうか?そうでなければここまでは描かなかっただろう。結果的には成功しなかったのだが、この作品を作る人がいて、更にそれを受け入れる人がいるというアメリカという国には感心する。
11月3日 ユーロスペース「画家と泥棒」上映後トークショー バルボラ・キシルコワ 聞き手 村山章(映画ライター)
題名通り画家と泥棒の二人の関係を描くこの映画、よくこの関係を描けたなと感心するドキュメンタリー。ベンジャミン・リー監督は3年に渡り二人を取材し最初は短編で作り、それを長編にしたのがこの作品。リー監督はほぼ一人でカメラを回していたという。映画は顔面のクローズアップ画面が多用され、二人それぞれの感情がよく分かる。
今回来日してトークショーに登壇したのは、画家のバルボラ・キルシコワさん。
アトリエから2枚の絵が二人の男によって盗み出されるのが街の監視カメラに写っていて、そこから泥棒が逮捕された。その裁判に出かけ泥棒の一人ベルティエに興味を持ったバルボラさんは連絡を取って会うことにする。
ベルティエは子供の頃に両親の離婚により母と二人の妹と別れ、8歳から父親との二人暮らしになる。10代後半にはドラッグ、酒に溺れ盗みで暮らしていた彼は、それでも中毒の矯正施設に入り立ち直る。泥棒のもう一人ミカエルはドラッグの過剰摂取で3年前に亡くなったという。
11月20日 ユーロスペース「青い記憶」上映後 監督ヨシダシゲルの挨拶
映画に描かれた藍染師佐々木龍大氏の工房は、撮影の後なくなってしまった。工房があった土地を持っていた会社が倒産し、他に移らざるを得なくなった。彼のしていた藍染は昔からの工法で、発酵する藍を使ってのものだが、発酵のための菌は生き物であり他の環境の中では生きていくことができず、すべて死滅してしまったとのこと。
●フランス人は英語が苦手といわれるが、ジャンヌ・モローが巻き舌もなくきれいな英語でインタビューするのが「リリアン・ギッシュの肖像」。ジャンヌ・モローは監督もしていて、彼女が如何にギッシュを尊敬しているかが分かる。二人とも背筋真直ぐで気持ちがいい。
●名前だけは知っていたが、彼がどんな馬鹿なことをしたかを教えてくれた「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」。どんなジャンルで成功したとしても、犯してはならないことがあるということですね。当たり前といえば当たり前ですが。
●エミー賞18部門受賞の「SHOGUN/将軍」は、日本人の受賞も9名と最多。主演の真田とアンナ・サワイ以外は技術系の部門で、編集賞の三宅愛架、キャスティング賞の川村恵、音響編集賞の山内あや子、音響賞の赤工隆、スタント・パフォーマンス賞の南博男と帯金伸行、衣装デザイン賞の田中謙一となっている。10話もある話なので、技術系の受賞者は各部門複数人数チームの中の1、2名が日本人ということだ。
こんな大きな、しかし当たり前のテーマを掲げたのは、朝日新聞デジタルで読んだ記事が契機だった。
「音楽に批評は必要か サブスク時代、変わるリスナーと価値付けの意義」という記事は勿論音楽についてのものだ。しかし、これを読んでいて今まで自分が思っていた主にポピュラー音楽について認識が変わるように感じた。映画も含めて、いつの間にか時代が変わってきたのではと思ったのだ。
記事は大阪公立大学の増田聡教授に、音楽語りの現在地について聞いたものだ。(2024年11月16日付)
内容は次の通り。
【絵画と音楽を比べると、現在のメディア環境下では、絵画は距離を持って鑑賞する芸術だが、音楽は衣服と同じカテゴリーと考えた方がよい。一人一人が聞きたい音楽を聴くことが可能になり、その音楽についての良し悪しを話す意味がなくなった。
かつてレコード購入の際は評論家の文章を参考にしていた。特にクラシックでは下手な生演奏を聴くより、海外録音のレコードを聴いた方が質の高い音楽を聴けるという状況のため、何を買うかを決めるのに評論家の文章を役立てていた。それがポピュラーの世界にも波及していた。私も「ニューミュージックマガジン」等を参考にしていた。
しかし、サブスクやYouTubeなどで音楽を効率的に探せる現代では、批評の影響力は弱くなった。教養主義的に音楽の体系を学びたいという人たちは、曲のより深い意味を解説する批評を求めるようになった。
こうした音楽評論の『価値判断の役割の低下』と『解釈や背景知識のニーズ上昇』という背景があり、ポピュラー音楽の研究も拡大しているのが現状だ。】
つまり、配信等により音楽に触れる環境が変わり、個人個人が自由に自分の好きな音楽を楽しむようになった。自分に合う、合わないだけの論議になるため、音楽について話すことがなくなり音楽批評が変化したというものだ。こんな風に時代が変わっていたのだ。
「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」は2025.1.17日に公開予定とされていた。トランプの2度目の大統領職が始まるのが1月20日なので、メディアの話題も盛り上がるだろうと想定しての封切り日だと思った。映画を配給する会社としては当然である。
先週金曜日の11/22に何を見ようかとチェックしていた時、突然この映画が上映されていることを知った。予定公開日より2か月近くも早いのに上映が始まっていると思い、11/23(土)に見に行った。
帰ってから作品の公式サイトを見ると、一応サイトはあったがまだ内容が予告編以外は全くなく、急ごしらえ感があった。しかしその画面の右上に黒い丸がありそこに“緊急先行上映決定!11/22(金)~11/28(木)”の文字が。先行上映は東京の2つの映画館だけということだった。
このサイトを見るまでは、封切り日を変更したのかと思った。随分前から1/17は発表されていたので、何故変更したのだろうと不思議だった。トランプが当選したので、大統領になる直前に封切るのは不謹慎と取られると思ったのだろうか?などと考えた。
今月はここまで。
次号は、新年はすぐそこの12月25日にお送りします。