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2018年11月1日

 

             香港駐在事情 4

 

 旅行シーズンともなると毎日のように問題やトラブルが発生します。
 例えば、翌日出発のお客様のフライトが取れたのでW/L OKを出すのでホテルを確保してほしいとか、ホテルのオーバーブッキングやダブルブッキングが発生したのでその対応です。また、バンコクでコレラに感染した帰国のお客様が急きょ経由地香港で降ろされ隔離されるので対応してほしいとの連絡の事件もありました。今回は記憶に残ったトラブルを下記に紹介します。

 

その1 世界ランキング上位のペニンシュラホテル(当時帝国ホテルと提携)がオーバーブッキング
 関西の名門裏千家家元とその弟子10名+1名が中国に友好訪問の帰り香港2泊するグループでした。宿泊当日に総支配人からオーバーブッキングの電話です。
 よりによってなぜ?と思いました。いずれにしても次の代案を準備し到着時お客様に説明しました。当然、お客様からは予約が依頼通りになっていないのでお叱りは受けましたが、幸いにしてマルコポーロホテルのスウィートルームロールスロイスでの移動内容なのでご納得していただけホッとしたトラブルでした。

a初日は新築の姉妹ホテルのマルコポーロ宿泊(10部屋全室スイートルーム)、翌日2泊目はペニンシュラホテル。
b.翌日の朝のペニンシュラホテルへの移動(マルコポーロ〜ペニンシュラホテル)はロールスロイスを配車する。

◎ロールスロイス数台が連なっての光景は映画のシーンを思わせるトラブルでした。

 


その-2 緊張と疲れで持病が発病し亡くなった方の輸送用「棺(ひつぎ)」騒動事件
 日本に輸送する「棺」を葬儀屋に依頼。翌日になって驚きました。頼んだ高価な「棺」が安っぽい棺に変わっていたのです。そのことに気付いたガイドと私は出発当    日で時間がなかったことで焦りましたがガイドの殴り込み抗議で事のなきを得まし た。もし、成田国際空港でみすぼらしい「棺」をご家族の方が見たらどうなっていただろうと想像すると腹の立つ事件でした。香港には葬儀屋が2軒しかなく殿様商売で、「袖の下」を出さないと葬式が後回しになることが当たり前のようです。日本の常識では考えられない香港の常識でした。
 クワバラ、クワバラの事件でした。

 

 次回に続く・・・。